タ「お前ら!!!!!!!!!!」


さっきの部屋から出て,下に来るとタカが叫ぶ。



タカの一言で,下っ端の人達は動きを止めた。



やっぱり視線が集まる……。



タ「今から蓮斗から話がある!!!!」




蓮斗が一歩前に出ると,腰を抱かれている私も必然と前に行く。



蓮「こいつを龍神の姫にする。


美夢の中身を見てやってくれ」



蓮斗の言葉にざわつくみんな。




タ「うっせぇ!!!!

美夢ちゃん。自己紹介できる?」



タカに頷き,下に降りる。



それだけでさらにざわつく。



上から人を見下ろすのは好きじゃない。





美「えっと……さっきは騒いでごめんなさい。


如月 美夢です。

私はまだ出会って少ししかたってないけど,蓮斗が,朔が,輝が,海唯が,タカが,



そしてここが大好きです。


過去の鎖を解いてくれた龍神が,とても大切な宝物になりました。


私を認めてくれなくても結構です。


でも,それでも,ここにいることは許して欲しいです。



お願いします」


ペコリと頭を下げると,



「頭をあげてください」