それからまる3年…………



魁司の駒として,人形として生きてきた。



10歳となった少女。



しかしその瞳には,闇しかうつっていなかった。



傷も癒えてない少女に,光がさした。




バァァアアアアン__




『覚悟しやがれ!!!!

やれ!!!!てめぇら!!!!』




いきなり知らない奴らが乗り込んできた。




魁司はすぐに美夢を使おうとしたが,




『おいおい。そんな小さい子を使うなんて卑怯じゃねぇか?』



バキッドカッ___





一瞬にして崩れていく,汚れた組。





それが,今のお父さんたちとの出会いだった。