下着だけの格好で,ボーっと前を向く。



お腹に刻まれた十字架の傷。



……永遠の鎖……。




これを見る度に,あのことを思い出す。






もぅ何もかも嫌になったあの時を。





叶「……ふ」




自嘲的な笑みを浮かべ,また着替えはじめる。