自分のなかでなにかが弾けました。
「なんで、ダメなの?」
気がつくとそうつぶやいていました。
「私のことが恥ずかしいから?」
溢れ出る感情をおさえることができません。
「じゃあなんで!私と付き合ってくれたの!?」
今まで溜め込んでいたもの、不安や、焦りが一気に出てきました。
「どうせ遊びなら、最初から……期待なんて持たせないでよ………」
そういって走り出しました。
現実から目を背けて逃げるように。
「オイ!!」
苦しい。
でも走り続けました。
最悪です。
不安から彼に当たってしまいました。
醜い姿を、見せてしまいました。
大好きな、
とても大好きな人に。
自己嫌悪が私をつきうごかし、
いつまでも走っていられるような気がします。