「本当だね」
「さっ、それじゃ奉納しようぜ?」
そして俺達は絵馬を奉納し、神社を後にする。
「ねえ見て! おいしそうなアイスがあるよ」
「えっ? 又、食べるのか?」
俺は呆れ気味に答える。
「せっかく来たんだし食べよ。ね?」
「はいはい分かりました。買ってきますよ。で、何食べたい?」
「私マンゴーアイス食べたい」
「マンゴーアイスね。分かった買ってくるよ」
俺はアイスクリーム屋でマンゴーアイスと桜ソフトを買って戻る。
「はい、お待たせ」
「ありがとう」
そう言って俺は彼女にマンゴーアイスを渡す。
「あっ、そっちのアイスも美味しそうだね。一口ちょうだい?」
「えっ? あ、あぁいいよ」
そう言って俺がスプーンを取りに行こうとすると、彼女はパクっと一口俺の持っている
アイスを食べる。
「美味しいね」
「なっ……えっ……あっ……」
「ん? どうかした?」
「い、いや何でもねえよ」
声が裏返る。
(い、今、直接食べたよな? こ、これって間接キスなんじゃ……)
「私のも食べてみる?」
俺が焦っていると、彼女が俺に問いかける。
「えっ? あっ、あぁ……俺は大丈夫……」
「そう?」
(しまった。せっかくのチャンスを……。はあ~、俺って意外と度胸がなかったんだな)
そして俺達はアイスをたいらげた。
(天然なんだか、無防備なんだか?)
そしてしばらく歩いていると灯台が見えてきた。
「ねえ、ここの灯台登れるんだって。行ってみない?」
「別に俺は行ってもいいけどよ、足大丈夫か?」
「平気平気これくらい。それにこれくらい登れないとリハビリにならないでしょ」
「分かった。でも無理はするなよ」
「うん、分かった」
俺達は灯台の頂上まで登る。俺達が頂上に着くとちょうど夕日が綺麗な時間帯だった。
「綺麗……。ねえ、ここからの景色最高だね?」
「……そうだな……」
ちょうど夕日が彼女と重なって彼女が髪をかき分けるたびに俺は彼女に見入っていた。
それから俺達はしばらくの間、その場にいた。
「さてと、そろそろ行こっか?」
「そうだな……」
そして俺達は灯台を後にする。そして海辺を歩いていると、向こうから金髪のスタイル
のいい外人が向こうから走ってきた。そして俺はその子の後を目で追う。
「あっ、今あの子の事見てたでしょ?」
「えっ? あ、あぁ……」
「もうやらしいな」
そう言って彼女は俺の肩を叩く。スカッ! けれど彼女は俺の肩をかすめる。
「? ? ?」
彼女は俺の肩を叩く事が出来なかったので不思議がっている。そして彼女は何事もなか
ったように話す。
「でもあんなスタイルのいい子じゃ見るのも当然か。私と違って」
「そうじゃねえよ」
「えっ?」
「『凪』もいつかはあんなふうに走れるようになるといいな~って思ってさ」
「も、もう……『春人』ったら」
彼女は恥ずかしがっている。
「ん? どうかした?」
「な、なんでもないよ」
「そうか?」
「う、うん。でも、ありがとう」
彼女は小声で答える。
「何か言った?」
「ううん、何にも。それより早く行こ?」
「あぁ、そうだな」
そして俺達は旅館に向かった。
そして俺達は旅館に到着する。
「ふー、やっと着いた」
俺は安堵の表情をする。
「長かったね」
「誰かさんが寄り道ばっかしてたからな」
「あ~、ひっ~どい~。それって私が悪いって言う事?」
「そんな事言ってねえよ。今日はもう遅いから合宿があった場所は明日行こうぜ?」
「うん、そうだね」
そして俺はチェックインを済ませ、部屋に案内される。
「ごゆっくりどうぞ」
「あっ、どうも」
そして俺達が案内されたのは一つ部屋だった。
「しまった。部屋が一つしかないんだった……」
「まあ、しょうがないよ。商店街の福引で貰ったものなんだから」
「もう一部屋空いてないか聞いてこようか?」
「いいよ別料金取られるし、それに私は『春人』と同じ部屋でもいいよ。『春人』が嫌な
ら別にいいけど……」
俺は力一杯首を横に振る。
(か……彼女と同じ部屋で一晩過ごす事になるなんて……。なんか緊張するな……)
「ねえ、今日はもう疲れたから温泉にでも入らない?」
「そうだな……今日はもう疲れたし、風呂でも入りに行くか」
そして俺達はお風呂場に向かう。
「ねえ、先にあがった方は、ここで待ち合わせしない?」
「そうだな、そうしよう」
「それじゃあね」
「おう」
そして俺達はそれぞれのお湯につかりに行く。そして俺は男湯ののれんをあけ、風呂場
に向かった。
「おっ、奥に露天風呂もあるのか?」
俺が入った時、まだ誰もお風呂の中にはいなかった。そして俺は体を洗ってから、奥に
ある露天風呂につかりに行った。
露天風呂は霧が掛かっていて、あまり前が見えなかった。そして俺は露天風呂の真ん中
の辺りでお湯につかる。
「ふう~、いい湯だな~。今日は一日疲れたから、疲れが吹っ飛ぶようだ~」
「本当だね~」
「あぁ、そうだな……」
俺は聞き覚えのある声に気づく。そして霧が少し晴れると、そこには彼女が温泉に浸か
っていた。
「あれ? 何でここにいるの?」
「えっ? ……きゃ~~」
耳を裂くような声が響き渡る。
「わ~、ちょっ落ち着けって」
俺は慌てる彼女をどうにか、なだめようと必死になる。
「どうして『春人』がここにいるの?」
彼女も何故俺がここにいるか分からず困惑しているようだ。
「それはこっちの台詞だって」
「ここ女湯だよ」
「いや、確かに俺は男湯に入ったって」
「それじゃあ、どうしてここにいるの?」
「それは……」
そして俺は何故こうなったかを考える。
「それは多分、露天風呂だけ男湯と女湯が繋がってるからなんじゃないのか?」
「そんな~、わ、私出るね……」
そう言って彼女が立ち上がろうとした時、男湯から人が入ってくる。
「ど、どうしよう……」
彼女は人が入ってきて慌てる。
「だ、大丈夫! 君は俺が守るから」
「どうやって?」
「とりあえず俺の後ろに隠れて。それであの人達からは見えないはずだから」
「う、うん……」
彼女は俺の後ろに隠れる。そして男性が出て行くとすかさず俺は彼の跡についていき、
露天風呂入り口に立つ。
「誰も入って来ない内に女湯に戻って」
「う、うん……」
「俺がここで誰も入ってこないか見張っとくから」
俺は彼女に背を向ける。
「うん……ありがとう『春人』……」
そして彼女は女湯に戻った。
「ふ~、心臓止まるかと思った。いいもん見れたけど、こういうのは御免だな」
そして俺はお湯にもつからずにさっさとお風呂を出て、浴衣に着替える。すると彼女は
すでに俺を待っていた。そして彼女も浴衣を着ている。
(うっ、浴衣姿の彼女も可愛いな。は、早くその事を言わないと……)
「さっきはありがとね」
「えっ? あ、あぁ、気にすんな。それより腹減ったな? メシ食いに行こうぜ?」
「うん」
彼女は笑って答える。
(くう~、何で言えねえんだ俺は?)
俺達は夕食を食べに行った。そして夕食を食べ終えて部屋に戻る。
「さっ、それじゃ奉納しようぜ?」
そして俺達は絵馬を奉納し、神社を後にする。
「ねえ見て! おいしそうなアイスがあるよ」
「えっ? 又、食べるのか?」
俺は呆れ気味に答える。
「せっかく来たんだし食べよ。ね?」
「はいはい分かりました。買ってきますよ。で、何食べたい?」
「私マンゴーアイス食べたい」
「マンゴーアイスね。分かった買ってくるよ」
俺はアイスクリーム屋でマンゴーアイスと桜ソフトを買って戻る。
「はい、お待たせ」
「ありがとう」
そう言って俺は彼女にマンゴーアイスを渡す。
「あっ、そっちのアイスも美味しそうだね。一口ちょうだい?」
「えっ? あ、あぁいいよ」
そう言って俺がスプーンを取りに行こうとすると、彼女はパクっと一口俺の持っている
アイスを食べる。
「美味しいね」
「なっ……えっ……あっ……」
「ん? どうかした?」
「い、いや何でもねえよ」
声が裏返る。
(い、今、直接食べたよな? こ、これって間接キスなんじゃ……)
「私のも食べてみる?」
俺が焦っていると、彼女が俺に問いかける。
「えっ? あっ、あぁ……俺は大丈夫……」
「そう?」
(しまった。せっかくのチャンスを……。はあ~、俺って意外と度胸がなかったんだな)
そして俺達はアイスをたいらげた。
(天然なんだか、無防備なんだか?)
そしてしばらく歩いていると灯台が見えてきた。
「ねえ、ここの灯台登れるんだって。行ってみない?」
「別に俺は行ってもいいけどよ、足大丈夫か?」
「平気平気これくらい。それにこれくらい登れないとリハビリにならないでしょ」
「分かった。でも無理はするなよ」
「うん、分かった」
俺達は灯台の頂上まで登る。俺達が頂上に着くとちょうど夕日が綺麗な時間帯だった。
「綺麗……。ねえ、ここからの景色最高だね?」
「……そうだな……」
ちょうど夕日が彼女と重なって彼女が髪をかき分けるたびに俺は彼女に見入っていた。
それから俺達はしばらくの間、その場にいた。
「さてと、そろそろ行こっか?」
「そうだな……」
そして俺達は灯台を後にする。そして海辺を歩いていると、向こうから金髪のスタイル
のいい外人が向こうから走ってきた。そして俺はその子の後を目で追う。
「あっ、今あの子の事見てたでしょ?」
「えっ? あ、あぁ……」
「もうやらしいな」
そう言って彼女は俺の肩を叩く。スカッ! けれど彼女は俺の肩をかすめる。
「? ? ?」
彼女は俺の肩を叩く事が出来なかったので不思議がっている。そして彼女は何事もなか
ったように話す。
「でもあんなスタイルのいい子じゃ見るのも当然か。私と違って」
「そうじゃねえよ」
「えっ?」
「『凪』もいつかはあんなふうに走れるようになるといいな~って思ってさ」
「も、もう……『春人』ったら」
彼女は恥ずかしがっている。
「ん? どうかした?」
「な、なんでもないよ」
「そうか?」
「う、うん。でも、ありがとう」
彼女は小声で答える。
「何か言った?」
「ううん、何にも。それより早く行こ?」
「あぁ、そうだな」
そして俺達は旅館に向かった。
そして俺達は旅館に到着する。
「ふー、やっと着いた」
俺は安堵の表情をする。
「長かったね」
「誰かさんが寄り道ばっかしてたからな」
「あ~、ひっ~どい~。それって私が悪いって言う事?」
「そんな事言ってねえよ。今日はもう遅いから合宿があった場所は明日行こうぜ?」
「うん、そうだね」
そして俺はチェックインを済ませ、部屋に案内される。
「ごゆっくりどうぞ」
「あっ、どうも」
そして俺達が案内されたのは一つ部屋だった。
「しまった。部屋が一つしかないんだった……」
「まあ、しょうがないよ。商店街の福引で貰ったものなんだから」
「もう一部屋空いてないか聞いてこようか?」
「いいよ別料金取られるし、それに私は『春人』と同じ部屋でもいいよ。『春人』が嫌な
ら別にいいけど……」
俺は力一杯首を横に振る。
(か……彼女と同じ部屋で一晩過ごす事になるなんて……。なんか緊張するな……)
「ねえ、今日はもう疲れたから温泉にでも入らない?」
「そうだな……今日はもう疲れたし、風呂でも入りに行くか」
そして俺達はお風呂場に向かう。
「ねえ、先にあがった方は、ここで待ち合わせしない?」
「そうだな、そうしよう」
「それじゃあね」
「おう」
そして俺達はそれぞれのお湯につかりに行く。そして俺は男湯ののれんをあけ、風呂場
に向かった。
「おっ、奥に露天風呂もあるのか?」
俺が入った時、まだ誰もお風呂の中にはいなかった。そして俺は体を洗ってから、奥に
ある露天風呂につかりに行った。
露天風呂は霧が掛かっていて、あまり前が見えなかった。そして俺は露天風呂の真ん中
の辺りでお湯につかる。
「ふう~、いい湯だな~。今日は一日疲れたから、疲れが吹っ飛ぶようだ~」
「本当だね~」
「あぁ、そうだな……」
俺は聞き覚えのある声に気づく。そして霧が少し晴れると、そこには彼女が温泉に浸か
っていた。
「あれ? 何でここにいるの?」
「えっ? ……きゃ~~」
耳を裂くような声が響き渡る。
「わ~、ちょっ落ち着けって」
俺は慌てる彼女をどうにか、なだめようと必死になる。
「どうして『春人』がここにいるの?」
彼女も何故俺がここにいるか分からず困惑しているようだ。
「それはこっちの台詞だって」
「ここ女湯だよ」
「いや、確かに俺は男湯に入ったって」
「それじゃあ、どうしてここにいるの?」
「それは……」
そして俺は何故こうなったかを考える。
「それは多分、露天風呂だけ男湯と女湯が繋がってるからなんじゃないのか?」
「そんな~、わ、私出るね……」
そう言って彼女が立ち上がろうとした時、男湯から人が入ってくる。
「ど、どうしよう……」
彼女は人が入ってきて慌てる。
「だ、大丈夫! 君は俺が守るから」
「どうやって?」
「とりあえず俺の後ろに隠れて。それであの人達からは見えないはずだから」
「う、うん……」
彼女は俺の後ろに隠れる。そして男性が出て行くとすかさず俺は彼の跡についていき、
露天風呂入り口に立つ。
「誰も入って来ない内に女湯に戻って」
「う、うん……」
「俺がここで誰も入ってこないか見張っとくから」
俺は彼女に背を向ける。
「うん……ありがとう『春人』……」
そして彼女は女湯に戻った。
「ふ~、心臓止まるかと思った。いいもん見れたけど、こういうのは御免だな」
そして俺はお湯にもつからずにさっさとお風呂を出て、浴衣に着替える。すると彼女は
すでに俺を待っていた。そして彼女も浴衣を着ている。
(うっ、浴衣姿の彼女も可愛いな。は、早くその事を言わないと……)
「さっきはありがとね」
「えっ? あ、あぁ、気にすんな。それより腹減ったな? メシ食いに行こうぜ?」
「うん」
彼女は笑って答える。
(くう~、何で言えねえんだ俺は?)
俺達は夕食を食べに行った。そして夕食を食べ終えて部屋に戻る。
