「あ……ありがとうございます……」
『河合さん』は少し、はにかみながら答える!
「これぐらい当然さ……」
俺は髪をかき分けながら答える……。そして、次に『河合さん』が授業中に先生に問題
を出される!
「では……次の問題は……『河合』、やって見ろ!」
「は……はい……。え~っと……」
「ん? どうした? 『河合』?」
「……」
『河合さん』は当てられた問題がわからずに黙っている……。
「この問題の答えは……五だよ……」
俺は『河合さん』が困っているのを見て、小声で答える……。
「ご……五です……」
「うむ! 正解だ!」
『河合さん』ホッとして席につく……。
「ありがとう……『草凪』君……」
「いや、気にしないで……」
「うお~~! よっっしゃ~~!」
俺はガッツポーズをして、答える!
「それに、『日直』も一緒になるかもしれないよ?」
「日直も……?」
そう言って俺はまたもや『妄想』し始めた……。
二人で、黒板消しをしている時、『河合さん』と手と手がぶつかる……。
「ご……ごめんなさい……」
「いや、こちらこそ……」
「……」
「……」
二人はそう言って見詰め合う……。
「やった~~!」
「ね? これはもう、『運命』としかいえないよね?」
そう『棗』は俺に言った!
「そ……そうかな……?」
「はあ~! よくそんなことで喜べるよね?」
『葵』は呆れて答える……。
「い……いいだろう……別に……」
キ~ン~コ~ン~カ~ン~コ~ン! チャイムが鳴った!
「あっ、やば! 早く『教室』に行かないと授業始まっちゃうよ?」
そう言って俺達は『教室』に向かった!
俺の『席』は、一番前だった! そして何と、『河合さん』の『席』は……一番後ろの席
だった……。
「まあ、現実はこんなもんだろう……。はあ~!」
そう言って俺は大きなため息をつく! ガラ! そして『教室』のドアが開く!
「今日からお前達の『担任』になる……」
そこに『先生』が入ってきて、自己紹介をし、その後に授業が始まった!
そして『昼休み』になった……。
「ほら、『草凪』君! 『河合さん』をお昼に誘って?」
「えっ? お……俺が……?」
「いいから、ほら、早く……」
そう言って『棗』は俺の背中を押す……。
「えっ……あ…あの……よ…良かったら……」
「『理奈』ー! お昼一緒に食べよう?」
「うん! いいよ!」
そう言って『河合さん』は他の女子と一緒にお弁当を食べた……。
「……」
俺は、とぼとぼと『棗』の方へ帰って行った…。
「残念だったね? それじゃ、『新月』君を誘って『屋上』で食べよっか?」
「そうだな……」
そう言って俺達は『葵』を誘って、『屋上』でお弁当を食べに向かった!
「……あのさ、『亮』、何かあったの?」
「あっ~その、ちょっとね……」
「……」
「ふう~ん!」
そうして俺達のお昼休みは終わった……。
キ~ン~コ~ン~カ~ンコ~ン! 今日の授業が終わった!
「今日は残念だったね? 『草凪』君?」
「えっ? 何が?」
そう言って俺は『棗』の方を振り向く!
「ま……まあ、明日頑張ればいいよ……」
「……」
そうして俺の一日が終わった!
そして次の日の『学校』……。
「おはよう! 『草凪』君!」
「おはよう!」
「今日こそ『河合さん』と話ができるといいね?」
「が……頑張るよ……」
キ~ン~コ~ン~カ~ン~コ~ン! そして授業が始まる!
そして昼休み……。
「よし! 今日こそ『河合さん』をお昼に誘うぞ!」
そう言って俺は、『河合さん』の所まで行った!
「……」
しかし俺は結局、一言も喋れなかった……。
そして放課後……。結局、最後まで、『河合さん』と喋ることはできなかった……。そし
て翌日も、その次の日も……。
そして五日後……事件は起こった……。
「あ~、駄目だ~! 『河合さん』とまだ、一言も喋ってない~!」
「まあ、まあ、落ち着きなよ~? 『草凪』君!」
『棗』が俺をなだめる……。
「まだ、喋ってなかったんだ?」
『葵』が冷たい態度で答える……。
「あ……『葵』君!」
『棗』が『葵』をなだめる!
「きっかけさえあれば喋れるんだけど……」
「無理だと思うけど……?」
「まあ、まあ! ところでさ、『草凪』君? きっかけさえあれば、『河合さん』と喋れ
るんだよね?」
「えっ? あ……あぁ……まあ……きっかけさえあればな……。でもそう、うまくなんて
いかないだろう?」
「ふふ~ん! その点なら心配しなくていいよ!」
『棗』が自信満々に答える!
「ど……どうするんだよ?」
「今日はどんな日か知ってる?」
「何かあったか?」
「やっぱり忘れてるね!」
「何を?」
「じゃじゃ~ん! なんと今日は『草凪』君と『河合さん』が日直の日です!」
「う……うお~! ま……マジで?」
「マジです! これで『河合さん』と喋るきっかけが出来たわけです!」
「そ……そっか……日直は出席番号順だもんな……。って事は毎回『河合さん』と日直に
なるわけだな?」
(『草凪』君、気付いてないと思うけど、大体どのクラスも男子の方が人数多いから、毎
回違う女子と日直になるんだけど……まあ、黙っといた方がいいよね?)
「おお~し! 俄然(がぜん)やる気が出てきたぜ!」
「頑張れ――!」
「ま、無理だと思うけどね……」
「よし! 最初が感じだな?」
「頑張れー!」
「おう!」
俺は気合を入れて『河合さん』に近づく……。
「あ、あの……か、『河合さん』……き、今日は……日直……い、一緒……ですね?」
俺はしどろもどろに答える!
「あっ! 『草凪』君、おはよう!」
「お……おはよう……」
「今日、私達日直だから頑張ろうね?」
『河合さん』は笑顔で答える……。
「は……はい……」
俺はそう言って『棗』がいる方へ戻って行った!
「どうだった?」
「お……俺……もう……死んでもいい……」
「しっかりしなよ?『草凪』君?」
キ~ン~コ~ンカ~ンコ~ン! そして授業が始まる……。
「今日の日直は誰だ?」
「はい!」
「は……はい……」
「『河合』と『草凪』が日直か? それでは準備室に行って資料を持ってきてくれ!」
「はい! わかりました!」
「は……はい……わかりました……」
そう言って俺と『河合さん』は『準備室』に資料を取りに行った!
(い……いきなり……か……『河合さん』と……ふ……二人っきりに……)
そして俺は又、『妄想』し始める……。
「こんなにたくさんの資料を持っていけるかしら?」
「大丈夫! 僕が全部持つよ!」
そう言って俺は『河合さん』の方を向いてニッコリと笑う!
「『草凪』君! 本当に一人で大丈夫?」
「ハハハ! 心配ないさ!」
そう言って俺はたくさんの資料を一人でさっそうと持つ……。
「ほらね!」
「わ~! すご~い!」
そう言って『河合さん』は俺を尊敬の眼差しで見つめる……。
(これだ!)
「あっ、ここが『準備室』ね!」
「えっ? あっ……本当だ……」
そう言って俺達は『準備室』に入る……。
「えっ~と……。先生に頼まれた資料はどこにあるのかしら?」
そう言って僕達は、先生に頼まれた資料を探す……。
「あっ! ここにあるのがそうなんじゃない?」
「あっ! 本当だ! これを持っていけばいいんだけど……。ちょっと量が多いかな?
一回じゃ持ちきれないかな?」
(き…きた~! ここでさっそうと重い荷物を持てば……)
「ぼ……僕が一人で持つよ……」
「えっ? 大丈夫? 一人で持てる?」
「な……何~これぐらいだいじょう……」
そう言って俺が荷物を一人で持とうとした時、バラバラと荷物を落としてしまった……。
(し……しまった……)
「私も一緒に持つわ!」
『河合さん』は俺が落とした資料を拾いながら答える……。
「ご……ごめん……」
「気にしなくていいよ……」
結局、俺達は二回に分けて先生に頼まれた資料を持って行った……。
「はあ~~!」
俺は大きなため息を一つついた……。
「どうしたの? 『草凪』君? 大きなため息なんかついちゃって? あっ! もしかし
て……『河合さん』に格好悪い所を見せちゃったとか?」
「……あぁ……そう……。それも……すっ~げ格好悪い所を……」
俺は机に顔を押し付けながら言った……。
「そ……そうなんだ……。あっ、でも、でも、まだ日直の仕事は終わってないんだから挽
回するチャンスはいくらでもあるよ!」
「そうかな……?」
「そうだよ……。ね? だから元気だしなって?」
「よし! 頑張るぞー!」
そう言って俺はその場で立って答える!
「ほら『草凪』君日直なんだからさ次の授業が始まる前に黒板消し、しとかなきゃ!」
「わかった!」
そう言って俺は黒板を消そうと黒板の前に行った……。
「あっ!」
黒板の前には『河合さん』がいた……。
「か……『河合さん』……ぼ……僕が黒板を消すよ!」
「えっ? でも……悪いわ?」
「黒板を消すぐらい大丈夫だから……」
「そう……それじゃ、次の休み時間は私が消すから……」
そう言って『河合さん』は席に戻った……。
「これで、少しは見直してもらえたかな?」
「あ、あのね『草凪』君……一緒に黒板を消せば手と手が振れる機会があったんだよ?」
『棗』は呆れた態度で俺に告げる……。
『河合さん』は少し、はにかみながら答える!
「これぐらい当然さ……」
俺は髪をかき分けながら答える……。そして、次に『河合さん』が授業中に先生に問題
を出される!
「では……次の問題は……『河合』、やって見ろ!」
「は……はい……。え~っと……」
「ん? どうした? 『河合』?」
「……」
『河合さん』は当てられた問題がわからずに黙っている……。
「この問題の答えは……五だよ……」
俺は『河合さん』が困っているのを見て、小声で答える……。
「ご……五です……」
「うむ! 正解だ!」
『河合さん』ホッとして席につく……。
「ありがとう……『草凪』君……」
「いや、気にしないで……」
「うお~~! よっっしゃ~~!」
俺はガッツポーズをして、答える!
「それに、『日直』も一緒になるかもしれないよ?」
「日直も……?」
そう言って俺はまたもや『妄想』し始めた……。
二人で、黒板消しをしている時、『河合さん』と手と手がぶつかる……。
「ご……ごめんなさい……」
「いや、こちらこそ……」
「……」
「……」
二人はそう言って見詰め合う……。
「やった~~!」
「ね? これはもう、『運命』としかいえないよね?」
そう『棗』は俺に言った!
「そ……そうかな……?」
「はあ~! よくそんなことで喜べるよね?」
『葵』は呆れて答える……。
「い……いいだろう……別に……」
キ~ン~コ~ン~カ~ン~コ~ン! チャイムが鳴った!
「あっ、やば! 早く『教室』に行かないと授業始まっちゃうよ?」
そう言って俺達は『教室』に向かった!
俺の『席』は、一番前だった! そして何と、『河合さん』の『席』は……一番後ろの席
だった……。
「まあ、現実はこんなもんだろう……。はあ~!」
そう言って俺は大きなため息をつく! ガラ! そして『教室』のドアが開く!
「今日からお前達の『担任』になる……」
そこに『先生』が入ってきて、自己紹介をし、その後に授業が始まった!
そして『昼休み』になった……。
「ほら、『草凪』君! 『河合さん』をお昼に誘って?」
「えっ? お……俺が……?」
「いいから、ほら、早く……」
そう言って『棗』は俺の背中を押す……。
「えっ……あ…あの……よ…良かったら……」
「『理奈』ー! お昼一緒に食べよう?」
「うん! いいよ!」
そう言って『河合さん』は他の女子と一緒にお弁当を食べた……。
「……」
俺は、とぼとぼと『棗』の方へ帰って行った…。
「残念だったね? それじゃ、『新月』君を誘って『屋上』で食べよっか?」
「そうだな……」
そう言って俺達は『葵』を誘って、『屋上』でお弁当を食べに向かった!
「……あのさ、『亮』、何かあったの?」
「あっ~その、ちょっとね……」
「……」
「ふう~ん!」
そうして俺達のお昼休みは終わった……。
キ~ン~コ~ン~カ~ンコ~ン! 今日の授業が終わった!
「今日は残念だったね? 『草凪』君?」
「えっ? 何が?」
そう言って俺は『棗』の方を振り向く!
「ま……まあ、明日頑張ればいいよ……」
「……」
そうして俺の一日が終わった!
そして次の日の『学校』……。
「おはよう! 『草凪』君!」
「おはよう!」
「今日こそ『河合さん』と話ができるといいね?」
「が……頑張るよ……」
キ~ン~コ~ン~カ~ン~コ~ン! そして授業が始まる!
そして昼休み……。
「よし! 今日こそ『河合さん』をお昼に誘うぞ!」
そう言って俺は、『河合さん』の所まで行った!
「……」
しかし俺は結局、一言も喋れなかった……。
そして放課後……。結局、最後まで、『河合さん』と喋ることはできなかった……。そし
て翌日も、その次の日も……。
そして五日後……事件は起こった……。
「あ~、駄目だ~! 『河合さん』とまだ、一言も喋ってない~!」
「まあ、まあ、落ち着きなよ~? 『草凪』君!」
『棗』が俺をなだめる……。
「まだ、喋ってなかったんだ?」
『葵』が冷たい態度で答える……。
「あ……『葵』君!」
『棗』が『葵』をなだめる!
「きっかけさえあれば喋れるんだけど……」
「無理だと思うけど……?」
「まあ、まあ! ところでさ、『草凪』君? きっかけさえあれば、『河合さん』と喋れ
るんだよね?」
「えっ? あ……あぁ……まあ……きっかけさえあればな……。でもそう、うまくなんて
いかないだろう?」
「ふふ~ん! その点なら心配しなくていいよ!」
『棗』が自信満々に答える!
「ど……どうするんだよ?」
「今日はどんな日か知ってる?」
「何かあったか?」
「やっぱり忘れてるね!」
「何を?」
「じゃじゃ~ん! なんと今日は『草凪』君と『河合さん』が日直の日です!」
「う……うお~! ま……マジで?」
「マジです! これで『河合さん』と喋るきっかけが出来たわけです!」
「そ……そっか……日直は出席番号順だもんな……。って事は毎回『河合さん』と日直に
なるわけだな?」
(『草凪』君、気付いてないと思うけど、大体どのクラスも男子の方が人数多いから、毎
回違う女子と日直になるんだけど……まあ、黙っといた方がいいよね?)
「おお~し! 俄然(がぜん)やる気が出てきたぜ!」
「頑張れ――!」
「ま、無理だと思うけどね……」
「よし! 最初が感じだな?」
「頑張れー!」
「おう!」
俺は気合を入れて『河合さん』に近づく……。
「あ、あの……か、『河合さん』……き、今日は……日直……い、一緒……ですね?」
俺はしどろもどろに答える!
「あっ! 『草凪』君、おはよう!」
「お……おはよう……」
「今日、私達日直だから頑張ろうね?」
『河合さん』は笑顔で答える……。
「は……はい……」
俺はそう言って『棗』がいる方へ戻って行った!
「どうだった?」
「お……俺……もう……死んでもいい……」
「しっかりしなよ?『草凪』君?」
キ~ン~コ~ンカ~ンコ~ン! そして授業が始まる……。
「今日の日直は誰だ?」
「はい!」
「は……はい……」
「『河合』と『草凪』が日直か? それでは準備室に行って資料を持ってきてくれ!」
「はい! わかりました!」
「は……はい……わかりました……」
そう言って俺と『河合さん』は『準備室』に資料を取りに行った!
(い……いきなり……か……『河合さん』と……ふ……二人っきりに……)
そして俺は又、『妄想』し始める……。
「こんなにたくさんの資料を持っていけるかしら?」
「大丈夫! 僕が全部持つよ!」
そう言って俺は『河合さん』の方を向いてニッコリと笑う!
「『草凪』君! 本当に一人で大丈夫?」
「ハハハ! 心配ないさ!」
そう言って俺はたくさんの資料を一人でさっそうと持つ……。
「ほらね!」
「わ~! すご~い!」
そう言って『河合さん』は俺を尊敬の眼差しで見つめる……。
(これだ!)
「あっ、ここが『準備室』ね!」
「えっ? あっ……本当だ……」
そう言って俺達は『準備室』に入る……。
「えっ~と……。先生に頼まれた資料はどこにあるのかしら?」
そう言って僕達は、先生に頼まれた資料を探す……。
「あっ! ここにあるのがそうなんじゃない?」
「あっ! 本当だ! これを持っていけばいいんだけど……。ちょっと量が多いかな?
一回じゃ持ちきれないかな?」
(き…きた~! ここでさっそうと重い荷物を持てば……)
「ぼ……僕が一人で持つよ……」
「えっ? 大丈夫? 一人で持てる?」
「な……何~これぐらいだいじょう……」
そう言って俺が荷物を一人で持とうとした時、バラバラと荷物を落としてしまった……。
(し……しまった……)
「私も一緒に持つわ!」
『河合さん』は俺が落とした資料を拾いながら答える……。
「ご……ごめん……」
「気にしなくていいよ……」
結局、俺達は二回に分けて先生に頼まれた資料を持って行った……。
「はあ~~!」
俺は大きなため息を一つついた……。
「どうしたの? 『草凪』君? 大きなため息なんかついちゃって? あっ! もしかし
て……『河合さん』に格好悪い所を見せちゃったとか?」
「……あぁ……そう……。それも……すっ~げ格好悪い所を……」
俺は机に顔を押し付けながら言った……。
「そ……そうなんだ……。あっ、でも、でも、まだ日直の仕事は終わってないんだから挽
回するチャンスはいくらでもあるよ!」
「そうかな……?」
「そうだよ……。ね? だから元気だしなって?」
「よし! 頑張るぞー!」
そう言って俺はその場で立って答える!
「ほら『草凪』君日直なんだからさ次の授業が始まる前に黒板消し、しとかなきゃ!」
「わかった!」
そう言って俺は黒板を消そうと黒板の前に行った……。
「あっ!」
黒板の前には『河合さん』がいた……。
「か……『河合さん』……ぼ……僕が黒板を消すよ!」
「えっ? でも……悪いわ?」
「黒板を消すぐらい大丈夫だから……」
「そう……それじゃ、次の休み時間は私が消すから……」
そう言って『河合さん』は席に戻った……。
「これで、少しは見直してもらえたかな?」
「あ、あのね『草凪』君……一緒に黒板を消せば手と手が振れる機会があったんだよ?」
『棗』は呆れた態度で俺に告げる……。
