「あれ?
  なにキレてるんすか?
  殺気さばいよw」



『あ゛?キレてねぇよ』




ガチギレっすねw
短気はなんとか~って言うし
俺らが世界上位の族って知らないようだし...




「殺気しまえ。」


『うるせぇ』


「...コントロールもできない?」


「何様のつもりなん?」


『俺らは頑張って上ってきた頂点だ
  俺らに逆らうやつは気に入らないんだ』




「頑張っても報われない奴もいる
  そりゃ影で不正ばっかりしてりゃぁ
  そうなるだろうな」



「夜良さん!
  それ以上はまずいですって!
 俺止めるっつっても5人も止められませんよ!?」



大丈夫と言って続けた



「...下っ端は知ってるの?
 知らないで素直な笑顔でついてきてくれるでしょ?
 頑張った、努力したって言うのは簡単なんだよ
 本当の実力者は周りから馬鹿にされても
 周りより力があるってわかるから手は出さないんだよ
 今もたくさんの族がお前らのことを見てるんだ。
 此奴らを倒していつか俺らがみたいな夢をぶっ壊すのか?」




『っ...』

俺らの総長は静かに頬を濡らした。