怪研探偵 稲葉の黙示録

side.つぐみ

「なんだよ、それ。愛菜香の自慢話じゃねーか。」

「隼世!」

愛菜香の話の途中で、隼世が入ってきた。
 雉我 隼世(ひが はやと)
私の幼なじみで、家が近所だからよくお互いの家を出入りしている。

「隼世、どうしたのよ。なんか今日あったっけ?」

「お前なー。」

「?何よ。」

「今日一緒帰るって言ったのお前じゃねーか!!!何、二人でお菓子食ってんだよ!!?」

「え?…あー!!ごめんっ!隼世!」

「そんなこったろーだと思ったけどな。人を何時間待たせんだよ。」

「そう思ったなら、さっさと帰れば良かったじゃない。なんで、そんなに待ってたのよ?」

そう私が言い返すと、隼世はしまった!という顔をした。

「決まってるでしょー?隼世君はつぐみがまだ学校にいるかも知れないって期待して帰れなかったのよ。」

愛菜香はにやっと笑ってそう言った。

「は、隼世///」

私は嬉しくて、赤くなってしまった。隼世も顔を赤くして、反論した。

「んなっ、んな分けねーだろが!////
それより、早く続き聞かせろよ。」

「続き?」

愛菜香は疑問を浮かべているけど、私はわかった。

(隼世、探偵の顔になってる。)

私はこういう時の隼世の表情が好きだ。

「お前らの肝試しの話だよ。」

「あ、そっか。」

「高校生探偵、雉我 隼世に任せな!」