灰色の世界に色をくれたお前。


大概のやつは俺から離れていくのに、お前と…結子だけはずっとそばに居てくれた。


何をしても…。


どんなことがあっても…。



いつもへらへら笑って、「大丈夫!」それが口癖。


お前は結子と似ている。


強い所も。


太陽みたいな所も。

だからなんだろうか…。



初めて見たときから目が離せなかったのは。




どうしても、お前に結子の姿を映してしまうおれはダメな人間だ。



お前は結子じゃない。


そんなことわかってるから、だから…俺に近寄らないでくれ。


頼むから…。



ひとりでいさせてくれ。