勉強会をして一週間…


テストも無事終了したんですが…


「すごいすごい!瑠昂のお陰で数学97点も取れたよ!!」


97点って

私より1点高い…


「莉子、むかつく」


教えた子に負けるなんて屈辱的なことに怒りを覚えないはずがない


「え、なんでよ!」


「………」


後ろからくっついて来る莉子を無視して歩く。


「ぶっ、なにしてるの莉子」


爆笑しながらあらわれる拓斗と、昂哉…


私は更に不機嫌になる。


「拓斗ーー、瑠昂が冷たいのー!」


「はいはい。一体なにがあったのさ?」


「別に…」


拓斗と莉子に当たっても仕方ないのに、ついつい冷たい態度をとってしまう。


「昂哉、任せた!」


ずっと黙っていた昂哉。


視線を向けてみると、重なる。
のもつかの間、すぐに外されてしまった


なんなん!?

なんで最近ずっとそんな!!!!




冷たいんだよ!!!