「おはよー」


「あ、昂哉!昨日寝たな?」


「ばれてた?」


「当たり前」


昨日、ずっと昂哉とSMSのやりとりをしていた私達。


そのことを話すと

なんともまあ、えらい仲良くなったもんだよなー。
なんて莉子に言われた。


自分でもびっくりしている。

苦手だと思ってた相手なのに、こんなにすぐに打ち解けることが出来たのだから


「でも、これで四人で遊んだりできるね‼︎」


「え、それとこれは違うような…」


「たのしみだなー。遊園地とかゲームセンターとか、映画とか………」


あの、話聞いてますか、莉子さん?…

はい。聞いてませんよね…


その日以降、ご飯を食べるのも、移動するのもなにをするのも四人でいることが当たり前になっていった。