ピピピピッ

ピピピピッ

ピピ ガチャンッ


「んー…。ねむ。」


重いまぶたを開け、時間を確認した


AM 6:01


もうそろそろ、井上さん来るじゃんか…

そう思いながらもなかなか動かない体。


ピンポーン


「やばっ!来ちゃったよ」


パジャマのまま玄関までダッシュしてドアを開けた


「……。
はぁ、思った通り。今起きたわね」

「今は6時4分だよ?
私は6時1分に起きました!“今”ではない!」


頭をおさえて、溜め息を吐いた井上さんに指を向けて決め台詞のように言った


「3分なんて変わらないわ!
早く、準備するわよ」

「はぁ!?
3分なんて?ウルト○マンはその3分間で戦ってんのにー!」


私の屁理屈をはいはい。と流した井上さんは私の準備を始めた