マネージャー君。

「新入生代表って誰だろーね?
カッコイいかな?
やっぱり頭良いんだろうなぁ
あっ!でも…」


めぐがその大きな瞳をキラキラと輝かせて新入生代表の事を考えている

新入生代表はモデルが自分のことを考えているとか思ってないだろーなぁ


あー…


めぐの頭の中でいっぱいの新入生代表が羨ましい


「女かもしれないよー」

「いや、男だよ!情報収集済み」

「なにその情報って」


えーっとねと手帳を出し、ペラペラとページをめくりだしためぐ


「もしかして、そのなかには個人情報だらけ??」


私の質問に耳をピクリとさせためぐは


「…ふふ、秘密だよ」


いや、絶対に個人情報だよね!
その笑い方で分かるし!

もしや私の事も…と思うと背筋が凍った


「あ。あった!
1年B組、星野輝。トップ入学で…


あとは分からない…」

「まぁそんなもんだよね。人の事だし」


ションボリとした姿をみて、慰めの言葉をかけると


「いや!ほとんどは家族構成に好きなもの、生年月日はもちろん住所。ケー番、メアド、その人の癖や性格まで分かるんだけど…」