それから5分くらいしてから
優のお母さんがリビングに来た。


あたしは優のお父さん同様
活き良い良く立ち上がり

「はじめまして！朝早くからすみません」

と挨拶したら優のお母さんは


「初めまして！優がいつもお世話になってます」
と挨拶してきてくれた。


２人とも怒ってる姿はなく
優の騙しだと分かった。


「優朝ご飯食べたの？」

何て優に優しく聞いてきた。


「食べてない」


じゃあ作るわねと言ってくれた
お母さん。



少し話してた頃優のお母さんが

「びっくりしたわよ！朝早くに来たと思ったら彼女紹介したいなんて」


と言ってきたあたしは黙って
優の方を見ると恥ずかしそうに

「見んじゃねーよ」

って照れながら言ってきた。


ほんと優はかわいい。

その後優のお母さんは朝ごはんを
出してくれた。



「好きなだけ食べてね！」

って言ってまたキッチンに戻って
しまったのであたしは食べずに
待っていた。


するとそれを見た優が

「食べないのか？嫌いなものあった？」

と心配そうに聞いてきたから
あたしは

「ないよ！お母さんを待ってる」

と笑って答えた。