そんな他愛もない会話をしながら
二人で部屋でゆっくりしてた。



「そろそろ寝るかー!」

って優は布団に行っちゃったんだけど
あたしは布団はダメだと思って
少し距離を置いて寝ようとしたんだよね。



「玲緒そっちで寝るの?」

って寂しそうな声で聞いてきてくれたね。

だからあたしはわざと元気よく
「うんっ!」


って言ったらいきなり抱きしめてくれたね。



そのあとゆっくり布団に
寝かされたんだよね。


最初は二人で寝てるだけだった。
それだけでも幸せだった。


そのまま体を重ねた。


終わったあとあたしは思わず
泣いてしまった。

その時優は自分のせいだって
勘違いしてたけど

本当はね違ったんだよ。

優と付き合ってないのに
付き合わないまま体重ねて
終わるんじゃないかって不安が
襲ってきたの。

優のこと好きだから
好きなのはあたしだけなんだって
思ったんだよ。