隣の席の被り物系男子。



「ねぇ、教えろよ?」


ゾクッとする低い声。

顔には被り物。

…斎藤、怖い。

普通に怖い。

あなた、怖い。

後ろへ一歩ずつ下がってしまう。


「なぁ…。」


…怖いって!!

って、ちょっと待て!!!!

なんであたし怖がってんの?

え、え、え。

斎藤じゃん?こいつ。

てか、あたし怖いものあったっけ?

や、ねぇわ。

うん、最近おかしいけどまたおかしくなってる。