隣の席の被り物系男子。



まずはこの場から離れないとね。


「ちょっと斎藤。
…きて。」


ぐいっと手を引っ張りながら早口でそう言って、スタスタと歩みを進める。

斎藤はというとそんなあたしにされるがままな状態で連れてこられてる。

…うん、頼りなさげ。


「よし、このへんでいっか。」


誰もいない公園まで来たところで、手を離す。


「え、なにすんの?」

「は?」


…や、何もしねぇよ。

なんで連れて来たのかも不明だよ。


「だから、勝手にここ連れて来て何するのってきいてんの。」


…それくらいわかってるわ!!


「人目がやばかったからなんとなくつれてきた。以上。」

「そ。」


…そって…。

そって何だよ、こいつ!!!!

自分で聞いたくせにそれですますなよ!!!!

せめてもうちょい文字数!!!!

ひと文字はひどい!!!!