あー、もう！

祐樹ってほんとわかりやすい。

加藤さん見たとたんちょーガン見して、ばれちゃってたらどうするんだろう？

祐樹が耳打ちしてきたときはもう呆れるしかなかった…

「一目惚れしちゃった☆」

ってなんだよ！軽すぎだろ。

お昼一緒に食べるの誘ったときはヒヤヒヤした。

断ってるのに強引に誘うし。

加藤さん、答えるとき一瞬俺のこと見たよな…

俺がいたから断ったのかなってちょっと考えたけど。

違うよな


はぁぁ。

「なあ、眞耶ちゃんって彼氏いるのかな〜」

祐樹が弁当を食べながら話しかけてくる。

そんなこと俺がしったこっちゃない！

「おーい、おーーーい！」

あーもううるさいな！！

「でもいいよなぁ、眞耶ちゃんの隣の席なんてクラス中の男子を敵にまわした感じだぜ！」

へーそれは困るなー

「なあ、俺眞耶ちゃんに嫌われてんのかな？」

もう、なんなんだよ。
俺が知ってるわけないだろーがよ

「なんか言ってくれよぉー」

ベタベタしてくる


「別に嫌われてはいないんじゃね。まだ会ったばっかだし」

俺がそういうと祐樹は急に立ち上がってよし！っと気合を入れた。

「俺今日から頑張る。」

こいつちょー真面目に言ってるし