かすみ

翌日
佳菜「うわ…」
昨日泣きすぎたのか目が腫れてた。
メイクで隠せるか心配だったが、まぁ目立たないようにはなった。

ーーーー死にたい。

佳菜「…」
手に持ってたのはカミソリ
どうやら私にとってリストカットもうひとつの日課らしい。
刃を腕の血管にゆっくり近づけていく、
佳菜「……」
もう少しで皮膚に刃があたる
その時だった

ギュ

誰かに抱きつかれた
この匂い、この力加減
そう、洸介。
佳菜「ノックもしないでなに」
洸介「そんな余裕なかった」
ほんと呆れる。なんでいつも止めるのか。
でも私はカミソリを手から離さなかった。
もう一度刃を腕に近づけようとした
パシッ
手を弾かれ、カミソリは床に滑り落ちた

ドンッ
私は床に抑えつけられた。
佳菜「痛い!何!?」
洸介は私の腕を掴んでいた。力強く。
洸介「死にたいんだ?」
ゾクッ
洸介のこんな表情見たことない…。
笑ってる?いや笑ってるようで笑ってない。怒りと悲しさが混ざったような眼をしてる。
佳菜「…は、離して」
洸介「死にたいんだろ?じゃあどうなってもいいよな」
佳菜「何言ってるの…」
洸介は私の服を脱がそうと私のシャツのボタンを外していた。
佳菜「やっ…やめて!!」
パンッ
洸介に平手打ちしてしまった
佳菜「あ…」
洸介「…いてぇな」
ガブ
佳菜「んっ…」
首筋を噛まれた
洸介「大人しくしてろよ。」
怖い。洸介が怖くなってきた。
抵抗しようとしても、怖くてできなかったから大人しく身をゆだねることにした。
洸介は丁寧にボタンを外すとブラのホックを外した。
佳菜「…やっ、見ないで…」
そう、私の体は汚い。傷だらけで醜い。
しかし洸介は優しく抱きしめてくれた。
と思ったのに。
洸介「佳菜、俺はお前が好きだ」
佳菜「う、うん…」
洸介「じゃあお前は自分が好きか」
嫌いに決まってる。
佳菜「あんまり…」
洸介「…。」
手際よく私が着てる服を脱がすと、
洸介も自分の服を脱いだ。
洸介「チュ」
首から、胸、お腹、足にかけてキスされた。一定のテンポで優しくキスした。
佳菜「んっ…、はぁっ…」
身体が熱い、息が荒がる。
洸介の手が下の方に伸びてく
クチュ
濡れてたことが音ですぐわかった。
佳菜「あんっ…」
喘ぎ声が部屋に、微かに響いた。
洸介「っ…。いれるぞ…」
苦しそうに洸介が言った。
佳菜「はぁ…はぁ…ん。」
ズプ
佳菜「あっ…う…」
濡れていたからか、すぐにはいった。
ズッ…ズッ
佳菜「ふ…ぁ」
洸介「っ…」
ギシギシと動く度ベットの軋む音がする。
洸介「動くぞ」
というと動く速度をあげた
パンッパンッ
グチュ…チュッ…
激しくなるほど喘ぎ声が大きくなった
佳菜「あぁん!あっ、あん」
すると洸介が苦しそうに唸った
洸介「出すぞ」
しかし今日は排卵日だった
佳菜「あっ…ん、だめっ…中はだめ…」
でも遅かった。既に洸介は達していた。
洸介「…はぁっ…」
汗がすごい。
洸介のモノを抜くと
私の穴からは白濁が流れ出ていた。
佳菜(出されちゃったな…)
ほぼ放心状態のまま思った。
洸介「…ごめん。」
凄く反省しているようだった。
私は何も言わず首を横に振った。
洸介「お前がお前を傷付けてる姿を見るのは辛い。俺はお前を大切にしたい。」
息を切らしながらそう言っていた。