かすみ

パパはＴＶを見ていた｡
パンツ一丁で。ソファーに寝そべって。
恥ずかしいったらありゃしない。
佳菜｢…パパ。｣
パパ｢おぉ、おかえり。おっ、洸介もか！｣
洸介｢こんにちは。お邪魔してます｣
ペコリとお辞儀した。
パパ｢どうした？？｣
佳菜｢大事な話があるの。｣
パパはキョトンとした表情でシャツを着てリビングのイスに座った。
パパ｢なんだなんだ改まっちまって｣
洸介｢お父さん、俺に佳菜を下さい！お願いします！｣
パパは少し黙って、笑った。
パパ｢はっはっはっ、いい旦那さんになると思うぞ、洸介なら！よし！娘を頼んだ！｣
洸介｢それと…｣
パパ｢ん？｣
佳菜｢あのね、私今お腹に三ヶ月の赤ちゃんがいるの。｣
パパ｢ふぇ！？｣
すごい慌てよう…
パパ｢いやー、びっくりだ。そうか。孫ができるのか〜。佳菜、元気な赤ちゃん産むんだよ。｣
佳菜｢うん！｣
洸介｢ありがとうございます！｣
その後、洸介のご両親にも挨拶に行き、
結婚の承諾も得てこの日は終わった。