クナルはこうなったら止まらない。
焦らして焦らして、マケドニスから来るのを待っている。
それがわかっているから、マケドニスは再び離れたクナルの唇を今度は自分から求めた。
彼女がしていた軽いものではなく、深い深いキス。
ようやく離れると、マケドニスはクナルに笑顔を見せる。
「今日はかまってやるよ。クリスマスの夜はこうでなきゃね」
「ワイン片手に大人なクリスマスってワケね?」
ふふ、と笑うクナル。
酔いがいくらか醒めたようだ。
「そうそう。でもお前はもう酒飲むな」
「今日はね、今日は」
「強調するな!」
どこからか聴こえるクリスマスソング。
二人は大人なクリスマスを過ごしたのでした♪
☆END★


