クナルは相変わらず横で騒いでいる。



「そうよ、真面目なのよ~。
マケドニスは真・面・目!!」


そんなこと言いながら思い切りベシベシ叩くもんだから、彼は少し逃げなければいけなかった。



「痛い!何だよ真面目真面目うるさいな!」


「だって私よりアレン君といっぱいいるもの~!
仕事仕事って、仕事人間か!!」



酔っ払いクナル姉さんは自分の言葉に大爆笑。


マケドニスをぐいと引っ張って横に座らせると、チュッと軽いキスをする。


「ちょっとくらいかまいなさいよぉ~」


「…おいクナ…」


言いかけたマケドニスにまたキスするクナル。


唇を離しては、また軽いキス。




マケドニスは確信犯だ、わざとだ、と頭の中で決めつけた。