「なんでよ~ぉ。綺麗じゃないの!」


「…酔っぱらうのもやめてくれ」



言うことを聞いてくれなさそうな彼女を見て、マケドニスはそばに寄ると自ら窓を閉めた。



クナルは膨れてまた開けようとする。



いつもなら風邪引くからと逆に怒るくせに、酔っぱらうとそれはそれで厄介だ。




「クナル、お前は俺に風邪引かす気か?」


「そしたら私が看病してあげるわよ~」


「…え、引かす気なのか?」



一瞬マケドニスは真に受けて、何を考えたのか赤くなる。



が、すぐにクナルをソファーに座らせ鍵まできっちり閉めた。