「ありがと~、サンタさん!馬鹿って言ってごめんねッ!
ね、ね。あたし一回サンタさんと歌いたかったの!いい?」
イルの突拍子もないお願いにサンタさんは数回余分に瞬いた。
すぐににっこり笑って頷く。
さすがは子供たちの夢を叶えるサンタさんだ。
「やたっ♪じゃあ~ここ座って!ここで歌うの!」
上機嫌になったイルは、ベッドで座る自分の横をボフボフ叩いた。
そこで歌えと言うらしい。
サンタさんは快く引き受けてくれる。
イルはさっき壁に叩きつけた鈴を拾うと、それを鳴らして歌い始めた。
サンタさんも一緒に歌う。


