すっかりクリスマス色に染まったイルの部屋。
そこで一人歌っていたイルは、やけくそになって鳴らしまくっていた鈴を壁に投げつけた。
「馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿ぁ!ばっかぁ~!」
ボフンボフンと枕を殴り、イルは雪が降りだした外に向かってもう一度大声を張り上げる。
「サンタさんのバカ野郎~ッ!」
きっとサンタさんが聞いたら覚えがなくて驚くだろう。
イルはひたすらいない存在に八つ当たり。
「なっ、んっ、でっ!
何でギルクが仕事なのおぉぉよおぉ!!
サンタさんはクリスマスにほしいものくれるんでしょ!?
ギルク持ってこいやあぁあ!!」
かなり身勝手極まりない八つ当たりだ。
どうやら愛しのギルクがいない為、一人虚しく歌っていたらしい。


