「駄目っ!ほらっ」
私はアレンを引き摺って、遠慮なくそのアレンの家にあがった。
そして、また固まる。
昨日、綺麗に片付いていた部屋は、色んな物が散乱してぐちゃぐちゃだった。
「…アレン、何があったの?」
アレンは私と目を合わせようとしない。
「ねぇ…」
「これ…」
エニスが何かを見つけて拾い上げた。
それは破れた服の布切れ。
…黒い、スーツの。
「…昨日の…黒い集団なのか?」
「……………そうだよ」
やっと、本当のことを言ってくれた。
でも、どうして?
何であの集団はアレンにこんなことしたの?
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…