翌日。



私が学校に行くと総合実力演習のクラス発表はもうはじまっていて、掲示板でみんながよってたかっておしくらまんじゅうしていた。



「おっは~ユナル☆クラス見た~ぁ??」



今日も朝から元気なスーリンが話しかけてくる。



「ううん、まだ。今来たとこなのよ。」


「まじー?ユナルはねー、Sクラスだったかなっ。アレンもエニスも…。」


スーリンは私達の分まで見てきてくれたみたい。

気がきくわね。


「本当?スーリンは??」


「あたしはぁ~、Aかなぁ~…」


ギリギリ駄目だったの~、と残念そうに言うスーリン。

Sクラスに入るのは本当に難しいものね。



「そう…。まぁ、次があるわよ」


慰めるように背中を叩いたら、スーリンは闘志に燃えた目で


「うんっ!アレンと同じクラスに絶対なるっ!!」



…目的はアレン、ね…。


大声で言えるその神経がわからないわ。