「ごめん、お待たせ」
着替え終わったアレンが微笑を浮かべて二階から降りてくる。
「何だよ、もう機嫌直った?」
エニスがちょっとからかうと、アレンは笑って「ごめんごめん」と流してしまった。
ソファーに身を沈めたアレンに話しかける。
「明日も総合実力演習のクラス発表だから、早く来なきゃ駄目よ?」
「そうごう…なに?」
「総合実力演習!まさか知らないの!?」
「だって普通の授業の話は聞いてないし」
私とエニスはそんなアレンに、優しく丁寧にそれのことを教えた。
総合実力演習。
剣士も戦士もみんな混じって、演習をする本格的な鍛練授業。
SクラスからA、B、Cの四つのクラスに分けられる。
Sクラスは、学年でも実力が高い人がいくクラス。
そっから順番に下がっていく。
「アレンは完璧Sクラスだな」
話し終えたエニスはそう言って笑った。


