「うわぁ~ん…ママぁどこぉ?」 首都モスフィックタウンの外れの小さな公園。 そこで可愛らしい小さな声がした。 「パパぁ…おにいちゃあん…」 小さな小さなレイは困っていた。 首都に父の用事で家族で遠出してきて、さっきまで旅行気分でわくわくしていたのが嘘のよう。 まだ5歳の彼女は迷子になってしまったのだ。 知らない場所でひとりぼっち。 レイはずっと公園で泣いていた。 「こわいよぉ…ふぇ…」 丸まって木陰に隠れて約30分…。 それだけの時間でもレイには十分恐ろしかった。 「どうした?」