「何よぅ!あなた威張りすぎ!ちょっとナイスバディだからって調子のってんじゃないの!」

「はぁ!?」


言い返してきたイルに女の子はさらに恐い顔をした。

が、怯まずイルは続ける。


女の意地を見せた。



「さっきのだって、ギルクは何にも悪くもないじゃないッ!謝りなさいよッ」

「盗み見たくせに勝手なこと言わないでよ!このガキ!」


そう言った女の子はイルを打つべく手をあげた。



「おっと~そこまで!!」



それをいつのまにかそばに来ていたギルクが止める。



「女の子に手出すのはよくねぇなぁ。」


笑顔で言うギルクを女の子は睨み付ける。



「アタシをフッた男なんか嫌いよ!」



そして、走り去った。