壱弥からのキスを受け
わたしが好きだとは言えなかった
けどこの答えは言わなきゃ。
「俺の彼女になれ」
「うんっ!!」
「それと…
昨日、誕生日おめでとう」
そう。私の誕生日は昨日だったの。
そして渡されたのは
「ブレス…レット…綺麗っ!!」
お花のだ…
「今日からお前は俺のものだ」
「…っ!!」
嬉しいはずなのに涙が止まらなかった
お母さんが死んでから
誕生日が嬉しいなんてあまり思わなかった
私が生まれなければ必ず何かは違ってた
こういうことが起こらなかったかもしれない
そう思うようになってたから。
けど、壱弥のおかげで
今年から誕生日が楽しみになる
ずっとずっと一緒にいたい
「壱弥。大好きだよ」
「俺は愛してる。」
