月日は過ぎ
グラウンドに咲いたノースポールは
夕陽色に染まっている
生徒会が終わり教室は2人きり。
あっっそれより電話しなきゃ!!
「蜜姫?お姉ちゃん今日遅くなりそうな の。お腹空いちゃったらごめんね」
「大丈夫だよー!気をつけてー!」
…妙に明るい。彼氏とでもいるのかな?
まぁいいや
「なぁ。」
え?
「毎回電話してるけど、
夕飯、お前がいっつも作ってんの?」
そんなの…
「美園くんには関係ナイじゃん」
「前言いかけたことってなんだったの?」
「だからあれは対したこと「ほんとはあるんじゃねーのか?
ほんとは、誰かに助けて欲しいくらいのものだったりするんじゃねーのか?
あの時お前。作り笑いだったろ」
なんで。
なんでよ。
