壱弥side


あの日から華は

俺に話しかけなくなった。

あの日あいつが最後に向けた笑顔は
絶対作り笑いだった。


きっと…たいしたことある内容なのかもしれない。



「もう近づかないから!」


結構心が痛かった




「壱弥!」

そう名前で呼んでくれるの


結構嬉しかった


けど、俺は今



舞城が離れていく、避けていく
その優しさに



甘えてしまっていた。




壱弥side end