―――ピピピピピ…ピピピピピ……


「う~~ん…もう朝かぁ……」


マクラ元に置いてある目覚まし時計に心地好い夢の世界から引っ張り出され、手探りで時計を探す。


「アレ…?あ、あった」


右手を右往左往させてもなかなか時計が見つからないので、寝ぼけ眼のままいつもの位置を見ると、ようやく止める事が出来た。


まだ朝の7時だというのに、窓からカーテン越しに射し込む日光はすでに強め。


「もう………今日も暑いんですか、日本は……」


フワ~~~と欠伸をしていつも通りベッドから出ると、ハタと気がついた。


「ん……」