私と君の確かな出来事

「すみません、さっき廊下で、アナタの名札を見ました」


名札………?


確かにこの学校の生徒は、皆左胸に名札を付けている。


チラリと名札に視線を落としてみると――――…あっ!『2-C 堺』ってバッチリ書いてあるっ!!


普通なら“人間”が見る名札を見て、“幽霊”にクラスが知られちゃったって事!?


「勝手にごめんなさい…でもオレの事見えてるの、さっきも言いましたけどアナタだけみたいなんです。少しだけでいいんで、オレの話聞いてくれませんか………?」


なんたる事だと名札を睨んでると、幽霊が控えめな声で言った。