一流が『成仏する』と私に言った日から、2日が経った。


あの日から私は、ずっと部屋に閉じ籠っている。


『蕾アンタ、どこ行ってたの!?』


『姉ちゃん心配したんだぞーーー!!』


一昨日は散々泣き通し、目がヒリヒリ痛む中一流と帰宅。


1歩家に足を踏み入れた途端、家族皆が私に駆け寄って来た。


皆には心配させた事をきちんと謝り、夏休み初日で浮かれていたと誤魔化して、どうにか解放された私。


でもそれ以来、ご飯とトイレとお風呂以外は部屋から出ないで、色々な事を考えていたのだった。


「共存か、成仏か…………」