パッと目を開けると、我孫子さんが何だかハッとする程キレイに立っていた。


黒髪メガネで地味めなタイプなのに、そこら辺のカワイイ子よりキラキラしたオーラが見える。


「我孫子さん、ありがとうございます…オレてっきりマイナスな事言われるのかと思いました」


「国北君が堺さんにとって悪にしかならなかったら、言ってたわよ。でも2人見てたら安心した。堺さん、何か困った事があったら言ってね。力になるから」


「あ、ありがとう……」


ワァーー、ワァーー…


我孫子さんってこんなに優しい人だったんだ……私、新たな発見をしたよ。