良…良かった……私がした事は間違っていなかったんだ……


実を言うと、ずっと心のどこかで考えていたんだ。


私がしてる事は間違いなんじゃないかって。早めに天国に行った方が、一流の為になるんじゃないかって。


でも、そんな事無かった。


私はこのままでいいんだ……小さい頃から幽霊が身近な存在だった我孫子さんに言われると、本当にホッとしたよ………


「あの…アナタの名前は……」


ウルウルと潤む瞳から涙がこぼれない様ギュッと目を閉じていたら、一流が我孫子さんに話しかけた。


「私?私の名前は、我孫子 秋だよ」