私と君の確かな出来事

予想外の言葉が返って来た事で、一流も私も固まってしまう。


我孫子さんは私達2人にニッコリと笑いかけた後、こう語った。


「あのね、幽霊って善から悪まで幅広いの。だから国北君が悪霊だったらどうにかしないとって思ってたけど、彼はどうやらいい幽霊の様ね、堺さん」


「う、うん、私もそう思う……」


もしも一流が世にいう“悪霊”というものなら、きっと私達は今こうしてはいない。


多分私が狂わされるか、最悪死ぬとか………悪い方向に転がるだろうに、一流は何もしてこない。


それ所か、まるでお父さんかの様に私を心配している。