私と君の確かな出来事

一流がサッと体を支えてくれるけど、私の頭の中はグルグルとした渦に支配され、冷静さを取り戻す事が出来ない。


「きちんと説明した方がいいわね」


パニック状態の私とは正反対に至って冷静な我孫子さんは、伏し目がちに語り出した。


「私ね、小さい頃から霊感体質だったの。物心つく頃には幽霊が見えてて、よく誰もいない方に向かって話しかけたりしてたんですって」


「霊感……体質!?」


「ええ。最初は子供の遊びの延長…的に考えていた私の両親は、段々娘の不思議な行動を気味悪がった」


フッ…と、我孫子さんの目に悲しみの色が浮かんだ。