つぎの日 あたしは肩に付かないくらいのボブヘアー(?)で家を出た。 真新しい制服。艶やかな黒髪。 さすがあ♡た♡し♡似合うね~ 「おい。金出せや」 街の薄暗い通路で、なにやらガラの悪い高校生があたしの学校の制服を着た男子をカツアゲしていた。 まったく。バイトでもしろ。 ケンカをやめたあたしには関係ございませーん。 ...なんて、できるはずもなく。 「後ろから蹴り入れるだけならいいよね!」 ドンッッ 「君っ!今のうちに逃げな」 「へ、あ、はい!ああありがとうございました」