「━━だって、要らないんですもの。」 ちょっと苛立ちながら姫は言いました。 思い切り、おばあさんに睨まれました。 ちょっと引いた姫は仕方なく言いました。 「…じゃあ、葡萄を一房頂けます?」 また睨まれました。 「何なんですか!?」 「そこは『りんごを一つ頂けますか?』だろうがぁ!!」 姫の声真似をして言ったのですが、あまりにも気持ち悪いので姫はその場に崩れ落ち、 吐きました。 そして…