両想いのような片想い。




「えー絶対いるでしょ!誰だれ??」



…なかなか話を流してもらえない。


人の話を聞いといて

自分は言わないのもどうかとは思うけど

あまり自分の恋愛話をしたいとは思わない。


実際、瑠璃にだって話したことないし…



こんな時中学の頃は

“いない”ってハッキリ言ってた。


余計な詮索をされるのも嫌だったし

言ったところで得するワケでもないじゃん?



ただ、高校入った時、

このままこの気持ちが誰にも知られずに

無かったことになるのかなって思ったら

“いる”のに“いない”って言うのが

なんだか寂しくて…


地元から距離あるし

どーせわからないだろうから…

「他校の人に中2からずっと片想いしてるんだよね。」

そんなこと言うようになった。



あたしはずっと片想いしている。

それはホントのこと。



初めて言ったときは

ずっと自分の中で抑え込んでいた気持ちが

スーッとして悪い気はしなかった。



言うことでその人を想う気持ちが

ここに存在するって…肯定される気さえした。