組織の人間2人が立て続けで殺された事件に対しての捜査は行き詰まっていた。
組織の人間の遺体は簡単に見つかっても、組織の情報は一切わからない。
だんだんと特別刑事課に焦りと怒りがあらわれてきた。
「くっそ!!!組織に対する手掛かりが全くねえじゃんか!!!」
道端に転がっている石を思い切り蹴りながら勝は言った。
そんな勝をみて朔も転がってきた石を蹴った。
「組織の情報がひとつでも入ってこればいいんだけどな。」
そういいながら連絡が来てないか携帯を確認し、ポケットに戻した。
「それにしても、緋音ちゃんと組織って何の繋がりがあるんだろうな!!いやあ、気になるわ」
「そうだな」
そう答えた時、携帯がなった。
「もしもし!!神楽です!!」
まってましたといわんばかりに素早く電話にでた朔。
「…ほんとですか?!今夜3:00ですね。勝と向かいます。ありがとうございました。」
「なんだった?」
「組織が動く!!今夜3:00に麻薬の取引が行われる。そこに行くぞ。」
やっと組織の情報が入ってきた。
麻薬の取引が行わるのは三丁目の工場らしい。
「おっしゃー!!!これで少しでも聞き出せたらいいな!!!」
張り切る勝に微笑んだ朔。
「あぁ。何人か捕まえて吐かすぞ!!」