儚く光る、一輪の




「こんばんは。

君はここで何をしているの⁇
もう夜だよ、家族の人が心配してるよ」




…ありきたりなセリフだ。


彼女は目を丸くさせてこちらを見ている。

流石に、怪しかっただろうか…。



「わ、……わたし…」


小さな声で囁くようにぽつりと話出した。