平誠組 

 よし、現在状況をどうにか飲み込んだお陰で今この場にいる人間が誰なのか大方予想がついた。
 私は光栄なことに、鬼の副長こと土方歳三に心配されたのか。これはレアもの級。世の女性方が泣いて喜ぶだろうな、たぶん.............
 「土方さん、幕末が舞台のセットっていうことじゃなくて本当に幕末ですか?」
 「せっと?」
 最後の悪足掻きと確認をとったがやっぱり駄目だったか.............
 それじゃあ1つ目の選択肢のあの役を実行だ。
 「今から話すことはすべて事実です。私は未来から来ました」
 

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 「永倉、原田。そいつ拷問部屋に放り込んどけ」
 「ええっーーーー!?」
 長い長い沈黙の果てに恐ろしい宣告。信じられないのも無理はないけどいきなり拷問部屋はないって!まさか幕末にかつ丼とってくれるサービスがあるとは思えない。
 「悪いな、これも副長命令だからな」
 「なかなか面白い話だったぞ坊主。お前のことは俺達の胸にふかーく残るだろうよ」
 「勝手に殺さないでーー!お願いだから信じてーーっ!」
 2人で腕を抱えられるというなんともデジャヴを感じさせるこのシチュエーション。1度目はずぶ濡れで済んだが今度はそれだけじゃ絶対済まされない!
 頭の中には洋画で見た数々の拷問がフラッシュバックする。