今度はさっきよりも大きめの部屋に連れて来られた。
そこには4人になるはずだった人口密度が、どこで間違えたのか倍に急増していた。
土方さん、あなたたしか近藤さんを連れてくるって言いましたよね?なぜに独特の個性さをプンプン匂わすお仲間を連れて来たんだ。
「土方さん、なんで一君達まで来てるんです?」
同じ疑問を持ったのか、私の心の疑問を総司さんが代弁してくれた。無意識だろうが。
「別に俺が連れてきたわけじゃねぇよ。近藤さんを呼んで来る途中で「巡察帰りの俺達がそれを見つけて、面白そうだったからついて来たんだよ」
「面白い?俺は長州の間者らしき者が侵入したと副長が話していたのを聞いて同行したのだが」
周りと比べてやや赤茶っぽい髪のポニーテールが土方さんの後を継ぎ、クールな印象を受ける黒の着物の方が1単語に関して訂正をいれる。
残りの新メンバー、鉢巻き筋肉さんとわんぱく犬はうんうん合いの手を入れながら頷きを繰り返す。
なんか2・3年前にあんな感じのオモチャが流行ってた気がする。
「近藤さん、この子どうします?」
「おい!オレたちの話は無視かよ!」
「まあまあ、落ち着こう。まずは話を聞こうじゃないか」
「近藤さんの言う通りだ。おめぇら少し黙ってろ」
おいおい、なんか内輪もめし始めたぞ。随分リアルな演技力だけどいい加減ストーリーを進めてほしい。


