話し声がしたから....
足を止めて壁からそろっと除くと



「あンのガキ....速水にしか喋んねぇ」


「お前の顔がブサイクすぎんだわw」



私のそのときの主治医とその同僚がいた



速水、という単語
それは頭から離れなかった




「あり?先輩方何してんすか?」


『(速水!!)』



聞き馴染んだ声にぴくっと反応すると
つい、足をだしたくなる


「あ?やーね、主治医変えたほうが
いいんじゃね?みたいなw」


「ぶっちゃけ俺にあの子供はキツいわ。
ニコリともしない奴は....ね〜」