つかむ、その手。


あおいが近寄ってきた、と思ったら
とーまに体温計を渡してキッチンに戻る





ちゃんと頭を撫でてから






「萌、ボタン1個あけるね」



とーまが動くとシトラスの香りがする




その香りにどこか安心感を覚えてる私は
頷くと目を閉じる



「心音きくのおしまいっ。
喘鳴はないね....萌、眠い?」


首筋に当てられた手が冷たくて気持ちいい