【完】純情レンアイ







三つ葉公園から俺の家は走れば10分で着く。
急がな愛空が……。
15時ってことはもう2時間、愛空は雨の中……?



三つ葉公園が見えてきて、中に愛空がいるのが見えた。
屋根のないベンチで1人で座っている愛空。


髪の毛も着ているワンピースもびちゃびちゃに濡れている。



「愛空っ!!!」



俺は愛空の名前を呼んで駆け寄った。



「愛空、お前なにしとんねん!こんな大雨ん中……」



「えの、もとく……」



愛空の手を触ると、凍ったように冷たかった。
やっぱり長い時間、ここに……。


俺は自分の上着を脱いで愛空に着せた。



「あったかい……」



「愛空、行くで」



愛空をひょいと持ち上げた。



「榎本く……っ」



「ええから大人しくしとけ」



愛空をお姫様抱っこして、自分の家に連れて行った。